日本は木材による建築が多いので、自然な素材を使っていると言えばほとんど使っているのですが、よく見るとそこには化学物質を含んだ物質や資材を使っているケースも少なくありません。

100％自然素材のものを使うという定義は判断が難しいですが、一般的には無垢材を使用した素材の家を指すことが多いです。
合板ではなく、接着剤や塗装なども行われていない木材のことを指します。

木は呼吸をするものなので、いくら内装部に接着剤が使われていたとしても、湿気を吸い込んだりしてその化学物質が最終的に空気に循環し、部屋の中に滞留してしまうかもしれません。

それをお子さんが吸い込んでしまえば、喘息などのアレルギー性の症状が発症してしまう可能性も否定できません。

また子供だけでなく大人でも喉が乾燥してしまったり、鼻水が出たり、目がチカチカしたりなどのシックハウス症候群の発症も考えられます。

そういったリスクを回避する意味でも、健康的な暮らしが実現できる自然素材の住宅の人気が高まっています。

ただ木材だけでは家は完成しません。
例えば壁紙クロスを使うこともあるでしょう。
そういった状況では、珪藻土を用いて調湿性を兼ね備えた壁にすることもできます。

100％自然素材の住宅にこだわりたいという場合は、こういった素材選びも選択肢としてあります。